塾を選ぶ際、まずは、通学にしするか、通信やインターネット塾にするかという問題があるでしょう。
そして、通学を選んだ場合、個別指導にするか集団授業にするかで迷うと思います。
以前に比べ、個別指導の塾が大幅に増え、個別指導の評判を耳にする機会は、格段に増えました。
でも、親御さんの多くは集団授業の経験はあっても、なかなか塾で個別指導を受けたことはないかたが多いでしょう。
なので、個別指導はいいのかの判断はつけにくいですよね。
しかし、私は基本的に、集団授業よりも個別指導をオススメします。
個別指導の塾をオススメする理由
私は、個別指導の経験も、集団授業の経験もあります。
その経験から言わせてもらえば、個別指導の方が圧倒的に教えやすいです。
まず、1対1ですので、生徒の顔を見て授業をすることができるのが大きいです。
わかってないときはすぐにそれに気付くことができますし。
わかってないと気付けても、集団授業だと他の生徒もいるので、もう1度説明しなおすということが難しく、家での復習に頼らざるをえません。
でも、個別指導なら、その生徒のことだけを考えておけばいいので、時間調整も簡単で、深く理解させて上げれますから。
また、苦手分野に配慮してもしてあげられるのもいいですね。
本当は、勉強する際には、自分で苦手分野を分析して、苦手分野の克服に努めないといけません。
でも、数ヶ月も一緒にいて、その生徒のことがわかってくると、授業始める前から「ここは苦手そうだなー」と思うようになってきます。
そうすると、他のところよりも説明を長く、わかりやすくしようとしたりできます。
ここは本当は苦手分野なのに、生徒がそれに気付かなかったりすると、ちょっと達成感があります。
後、授業自体には関係ないですが、悩みがあるときに気付いてあげられることも意外と授業のためになることがあります。
本人にとって勉強どころではない悩みがあるけど、家族や友人には話しづらい。
そんなときに、とりあえず話を聞いてあげられます。
解決して上げられることなんて少ないですが、話ができただけでも大分違いますし、多少のアドバイスならしてあげれます。
こういったことをしてあげられれば、授業の進行を妨げていたものを取り去ってあげられるんです。
集団授業にした方がいい生徒
しかし、全員が全員、個別指導の方がいいわけではありません。
集団授業の方がよい生徒も当然います。
例えば、ブースで仕切られたところで、塾講師と2人きりが苦手だという生徒。
こういう生徒には、個別指導で教えても効果はないですし、場合によっては逆効果になりかねません。
今は、1対2、1対3といった形態のところもありますが、基本的には集団授業向きでしょうね。
また、塾講師がする色々な配慮よりも、友人と一緒に勉強した方がより効果のある生徒。
友人と同じ授業を受けて、友人同士でわからないところを教えあったりすることで、伸びていく生徒というのはいます。
仲間、兼ライバルの友人の存在がいるおかげで、勉強ががんばれるタイプですね。
あるいは、友人がいることが塾に行くモチベーションになっているタイプもそうですね。
個別指導はどうしても、その生徒にあわせた進行で授業をすることになりますし。
また、相性の良い塾講師の出勤できる曜日が決まっていたりすると、友人とは別々の曜日に塾に来ることになんてこともありえますから。
こういったタイプの生徒も、集団授業の方が向いているでしょうね。
終わりに
以上、塾選びの際、集団授業と個別指導では、基本的には個別指導をオススメすることを書いてきました。
塾講師目線で見ると、個別指導の方が色々して上げられるので、教えやすいです。
でも、生徒目線で立つと、個別指導じゃないほうがいいこともあります。
なので、お子さんがどういったタイプなのか考えて、塾選びをしてあげてくださいね。
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