- スタディサプリを使って大丈夫かな…
- スタディサプリで成績伸びる?
- スタディサプリでも合格できるか心配…
神アプリだと評判の「ステディサプリ(スタサプ)」ですが、一定の悪い評判もあるため、こういったことが気になってしまいますよね。
個別指導・集団授業の両方の塾講師経験のある私が、実際にスタディサプリを使ってみましたが、たしかにデメリットもないわけではありません。
でも、そんなデメリットを凌駕するほどメリットが豊富で、スタディサプリはすごすぎると驚かされました。
この記事では、スタサプの評判を見て悩んでいる方のために、スタディサプリについて徹底解説を行っていきますね
おすすめポイント、デメリット、およびスタディサプリで受験に合格できるかなどを中心にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
スタディサプリはどういったサービス?おすすめポイント・メリット
講師陣の説明のわかりやすさ
まず、塾にとって受験に一番大事なのは授業をわからせることですが、スタディサプリはその部分が素晴らしい。
そろっている講師陣の質が全般的に高いですからね。
その中でも、英語の関講師は、さすがの一言。
どこの塾や予備校に行ってもエースクラスになれる講師です。
これ以上はそうそうないというレベルの授業を聞くことができますよ。
ここで何を書いても、授業を見ていただいた方が、そのわかりやすさが伝わりますので、ぜひこの動画を見てみて下さい。
簡単なことの説明ではありましたけど、すごさが伝わったんじゃないかと思います。
英語の原理原則の部分をしっかりと理解してないとできないような説明も多く、根底にある骨太な実力があちこちでうかがえる素晴らしい講師ですよ。
TOEIC990点満点なのは伊達じゃありませんね。
また、個人的に気に入ったのが、日本史の伊達講師。
関講師のような切れ味は感じられませんが、その反面、説明の仕方がとても面白い。
非常に親しみやすくて聞きやすいのが素晴らしいんです。
まず私が素晴らしいなと思ったこの2人をあげましたが、その他の講師の説明も、みなわかりやすいですよ。
得意科目をさらに伸ばすのにも、苦手科目を克服するのにも使えるので、ぜひいろいろな講師の授業を試してみてください。
復習のしやすさ
次にスタディサプリがすごいのは、復習のしやすさ。
これに関しては、塾や予備校を大きく超えています。
スタディサプリでは、月謝を支払うと1学年の1科目(あるいは1単元)だけを見ることができるだけじゃなく、小中高の全学年の、すべての科目の授業を聞くことができるんです。
つまり、上であげたような講師たちの授業が全部見れるわけですね。
ですので、例えばこんな使い方ができるわけです。
大学受験に向けて、模試でいつも成績の良くない範囲の問題演習をしている。
でも、解説を読んでも、参考書を読んでもよくわからない。
もっと前の段階でつまずいているに違いないから、中学生用の授業を聞いて、基礎を固めてみる。
といった。
これってものすごく大事。
私が塾講師をしているときも、生徒に「今週は中学校の範囲ひたすらやってもらうから」と言って、似たようなことをさせたことがあるんですよ。
無駄な時間使っているように見えて、こういったことをしてあげた方が、結果的に、ちゃんと使えるように理解できるので。
逆に、前の段階がわかっていないのに、どんなに新しいことを教えても、一見分かったようになるだけで、使えるようにはなっていませんからね。
しかし、こういう学年をさかのぼった復習の仕方は、普段の塾や予備校では、まず無理です。
集団授業の場合は、みんなのための授業をしているので、当然難しいですし、個別指導の場合も、次々にやっていかないといけないことが盛りだくさん。
なので、私も塾や親御さんとの信頼関係ができ、「全部任せる」と言われたときぐらいしか出来ませんでしたよ。
普通は、たとえ生徒が望んだとしても、なかなかお願いすることは難しいでしょうね。
せいぜい、わからないという問題を1つ2つ教えてもらって、後は自分で本読んで、あーでもないこーでもないってすることになります。
でも、スタディサプリだと、そんな心配はいりません。
いつでも、どこでも、どんなだけでも授業を受けることができるサービスですから。
わからないところ過去の該当授業をもう一度再生。
そして、何度だって授業を使った復習をすることができるんです。
つまり、使い方1つで、自分用にカスタマイズした、効率的な復習をすることができるわけですね。
ゴールを意識させる仕組み
そして、ステディサプリは、最終的なゴールを意識させる仕組みを作っていて、それも素晴らしいと思うんですよ。
具体的には、
- センター試験の過去問が7年間分無料で利用できる
- 140以上の大学の過去問が3年間分無料で利用できる
- 2は、学部学科別になっている
となっていて、利用を始めた段階から、最終ゴール、つまり大学受験問題が意識できるようになっているんです。
「これってそんなに大事?」
「そのときそのときの勉強していくだけで十分じゃないの?」
そう思うかもしれません。
でも、意外と馬鹿にできなんですよ、これが。
実は、私が通っていた高校では、高校1年生の段階で難関大学の過去問を生徒に解かせてきたんですよ。
当時は「これって意味あるの?どう考えても解くのは無理だし・・・」とか思っていましたよ、当然。
でも、塾講師をやっていると、同じようなことやられたという生徒に出会うんです。
しかも結構な数。
そこで、ひょっとして意味があるんじゃないかと、その時になって考え始めたところ考えが変わりました。
「理解した」といえるのは、こういった難関大学の受験問題もスラスラ解ける状態だということを示す。
これによって、そして、目的もなく勉強するなんていう、非効率的なことをさせないようにしてくれていたんだ。
という風に。
だから、私の授業では、たまに生徒が目標とする大学の過去問。
目標がない場合には、とりあえず難関大学の過去問を、いきなり解かせるってことを試してみたんですよ。
そうすると、生徒の意識が徐々に変わって理解がスムーズになっていくし、また、「こんなのができないようじゃ、目標は難しいぞ」という発破をかける言葉に説得力が増していきました。
おかげで、生徒のダレ防止にも役立ってくれるので、目に見えて授業の進み方、理解の仕方がアップするという効果が出ていったんです。
だから、それと同じことができるようにしているスタディサプリの仕組みは、受験を見据える上で、非常にすばらしいと思っています。
受験期以外で、自発的に赤本を購入したりする生徒ってなかなかいませんので、無料で自由に使えるようにしておくのはかなりの英断です。
ちなみに、「自分は中学生だしあんまり関係ないや」と思っているあなた。
あなたのまわりには今の段階で大学受験の問題を解いている人はいないかもしれません。
ですが、中高一貫の学校に通っている生徒の中には、中2ぐらいまでに中学校の範囲を終了させ、中3では高校1年の分野を勉強している生徒はいっぱいいるんですよ。
そして、そういう生徒の中には、大学受験の過去問を解かされている生徒も普通にいるので、全然関係ないわけじゃありません。
なので、そこは意識しておいた方がいいですよ。
スタディサプリでも合格できる?
そんな感じで、スタディサプリのすごいところを紹介してきました。
でも、やっぱり「本当に大学受験に合格できるのか?」と、ちょっと不安はあると思います。
だって、月2189円、つまり年間で2万6268円で使えるサービス。
一般的な塾や予備校に必要だったのが、平均で53万円(1科目や2科目したとっていない人も含めて)といわれています。
つまりスタディサプリは、一般的な塾や予備校の20分の1以下の料金なんです。
不安は持ってしまいますよね。
その不安は、ある意味外れていますし、ある意味あたっています。
どういうことかというと、授業のレベルは、十分大学受験に合格できるレベルなんです。
それこそ旧帝大やそれに続く大学たちだって大丈夫。
実際、スタディサプリを使って、東大や早慶に合格している人たちもいますしね。
公式サイトに一部掲載されているので、気になる方はご確認ください。
だから、授業のレベルという面においては、合格できるのかという不安は外れていますね。
ただ、スタディサプリにもデメリットがあって、そのデメリットを認識して利用していかないと、思わぬつまづきをしてしまいかねません。
スタディサプリの悪い評判/デメリットについて
次に、スタディサプリを悪い評判、ならびに使ってみたデメリットについて解説していきます。
大きなものとして、こういった3つのポイントがあるんです。
1.アウトプットでつまづいた時の対処
スタディサプリは、問題が解けるようになることを意識した授業(アウトプットを意識した授業)をしてくれています。
受験指導など経験豊富な講師陣をそろえているだけあって、生徒がどういったところでつまづきやすいのかを熟知しており、それを意識した授業を展開してくれていますからね。
ただ、みんなに対して一斉に授業を行うという構成上、メインとなるのはあくまでインプット。
何度も同じ分野の問題を解いていくといったアウトプットの練習に関しては、生徒の努力に委ねられているんです。
そうなってくると、問題の解き方がわからなくなった時、苦手科目ができてしまった時、効率的に勉強できなくなる可能性があります。
修正は、自分で弱点を見つける、何度も授業を聞きなおすといった方法に頼らざるを得ませんから。
これは講師やチューターが弱点を見つけてくれる個別指導塾や予備校に比べて、スタディサプリがもつ欠点と言っていいでしょう。
悪い口コミ評判が一定あるのは、このあたりに原因があると考えています。
とはいえ、スタディサプリもこういった問題にはすでに対処してくれており、「スタディサプリ合格特訓コース」というものを作ってくれています。
これは授業動画が見放題なことに加えて、最近大学合格を果たしたコーチたちに、問題の解き方がわからなくなった時、苦手分野ができてしまった時に、アドバイスを聞くことが出来るサービスです。
また学習の進み具合に応じてコーチからも声掛けをしてもらえるので、スタディサプリの欠点を補い、非常に効率的に勉強できるサービスです。
もし自分だけで問題を解いていくのが心配なら、「スタディサプリ合格特訓コース」を利用するのがおすすめですよ。
この「スタディサプリ合格特訓コース」にも、14日間の無料体験があるのでお気軽に試してみてください。
ですので、もし自分で問題解くことが心配なら考えてみてください。
合格特訓コースは高い?
スタディサプリは、スタンダードコースの月額料金が通常2189円と安いことも魅力の1つ。
そのため、月額料金が10780円になる「スタディサプリ合格特訓コース」は高いように感じます。
しかし、それはスタンダードコースと合格特訓コースを比べるからであって、他の塾や予備校などと比べるとこのように十分安いんです。
塾予備校 | 合格特訓コース | |
入学金 | 約3万円 | 0円 |
受講料 | 約50万円 | 約13万円 |
合計 | 約53万 | 約13万円 |
ですので、もし自分で問題解くことが心配なら考えてみてください。
2.進学先の選択
次に、進学先決定の手間がかかること。
進学先の選択をする際、偏差値以外に意外と役に立つのが、講師やチューターなどのOBの話。
授業中や休憩中での雑談で評判を聞き、それをもとに進学先を決定するという生徒は結構います。
ただ、オンライン塾であるスタディサプリの場合、基本的にはそういったことはできません。
「スタディサプリ合格特訓コース」に入っている方は多少質問することはできるでしょうけど、隅々まで聞いていくことは難しいです。
ですので、スタディサプリを利用する場合、自分で気になる大学のパンフなどを集めて調査していく必要があるんです。
でも、スタディサプリはこれに関しても、時間短縮できるような配慮をしてくれているので、ご安心を。
「スタディサプリ進路」という、自己分析アンケート、先輩たちのインタビュー、パンフ・願書一括取り寄せといったサービスを受けられる別サイトを作ってくれていますから。
大学受験だけでなく、専門学校、海外の大学、就職と様々なことが知れるので、時間のある時にでもぜひ眺めてみて下さい。
3.講師の選択の幅
最後に、講師が選べないこと。
スタディサプリでは、説明にばらつきがでないように、1人の講師が授業をしているのですが、この講師の授業スタイルがあわないとなったら、もうどうしようもありません。
通学の塾に比べて相性の影響が出にくいスタディサプリですが、それでも多少の影響があります。
いくら受験への取り組みが素晴らしても、あわない講師のもとで勉強したら、成績が下がっていく可能性だった十分ありますますが。
移動しようにも、その移動先がありませんからね。
なので、この講師の選択の幅が狭いということは、デメリットになりますし、またそれと同時に事前のチェックは、とても大事になってくるんです。
スタディサプリを使う際に生徒が意識すべきこと
スタディサプリを利用するとなったとき、生徒は意識した方がよいことがあります。
状況によって変化するので、その状況ごとに説明しますね。
受験生ではない場合
まだ、あなたが受験生ではない方の場合。
この場合は簡単です。
可能な限り、2年生の夏、遅くても3年生の夏前に、受験に必要な科目の授業を終えるように、授業をガンガン聞いていってください。
さすがにテスト前は、その範囲を聞き直したりすることを優先すべきですが、本当にできるかぎり早く終えるようにしましょう。
というのも、何度も何度も問題集や過去問を解いて修正していった方が、大学に合格しやすいので、問題を解く時間をとにかく確保して、とにかくライバルに差をつけられたくないためです。
受験で争うような中高一貫校の生徒は、だいたい高校2年生の段階で授業終え、それ以降、受験対策をしていくので、中高一貫校じゃない生徒は、差をつけられないようにくらいついていかないといけませんからね。
ちなみに、問題集などの使い方に関しては、最初は「問題⇒解く⇒答えを見る」という感じで。
答えの意味が分かるかをチェック。
1冊終ったところで、わからなかったところを復習する。
そして、その後1冊分問題を解いて、間違った所だけを間違わないようになるまで繰り返す。
そういった方法がおすすめですよ。
時間と手間はかかりますが、確実な点数をとるのに向いた勉強ですから、苦手分野だけでもやっていくと、だいぶ違ってきます。
ただ、暗記は並行してちゃんとしていってくださいね。
受験生だけど時間に余裕がまだある場合
次に、受験生だけど、まだ時間に余裕がある(6月ぐらいまで)あなた。
そういった場合は、ちょっと気合をいれて高校の授業を一気に見てしまって、その後、ひたすら問題をやりましょう。
このとき、授業を聞き終わって、まだ時間に余裕があるなら、問題集を。
逆に、ちょっと時間が足りなくなってきたなと感じたら、国立志望ならセンター試験を。
私立志望なら過去問をぐるぐるまわしていくのがいいですね。
苦手分野をひたすらつぶしていくのは大事なのと同時に。
現実を見つめることも大事ですから。
受験生で時間的余裕がない場合
最後に、時間的余裕がない(秋以降)場合。
この時期に授業を頭から丸々聞いていくというのは、絶対にやめてください。
時間をリアルに考えないと、単に自己満足で終る可能性が非常に高いので。
じゃあ、スタディサプリが役に立たないのかというと、この時期でもやっぱり役立ちます。
問題を解いて、正答率の悪いところの授業を聞く。
そして、再び問題演習をしていく。
そうやって、受験までにひたすら穴をなくしていくことで、受験の時が一番、問題を解けるという状態を作っていく。
そんなピンポイントな使い方ができる、数少ないサービスですからね。
ひたすら、自分の現状に目を向けて考えて、現実的な使い方をしてやりましょう。
スタディサプリの無料レッスンを利用しまくろう
でも、使ってみたら講師とあわないといったことを防ぐため、スタディサプリは、14日間の無料レッスンを実施しているのでご安心を。
おそらく、ここを非常に気を付けたんでしょうね。
講師との相性があわなかったら、どんなに受験に合格するための取り組みがしっかりしていても、それを効率よく受け取ることができないので。
最初にはっきりさせておいてあげたいという考えなんでしょう。
もちろん、この期間を無料だからと言って、適当に受けていると、やっぱり使ってみてあわないといったことになります。
本格的に授業を聞いてこそ、あうかあわないかがわかるんですから。
なので、その期間は、絶対にしっかりと使いこんでいく必要がありますよ。
スタディサプリの評判・評価まとめ
というわけで、スタディサプリの評判と評価について書いてきました。
もう一度まとめますと、このようになります。
- インプットを中心とした受験への取り組みが素晴らしい
- 適切な努力をすることで、合格が十分に目指せる
- 絶対に14日の無料レッスンは使いまくろう
これで月額がたった2189円というのは、塾講師経験者からするとすごいとしかいいようがありませんね。
これまではアウトプットでつまづく恐れもありましたが、それも「スタディサプリ合格特訓コース」の登場で補われ、隙がなくなりましたし。
興味のある方は、まずは無料レッスンから、ぜひ始めてみて下さい。