講師がアルバイトで大丈夫なのか?
アルバイトだらけの塾はダメですよね?
こういったことを聞かれた経験は結構あります。
大事なお子さんの人生がかかっているのですから、正社員の講師にお願いしたと思うのも当然の心理なので、仕方がないかもしれません。
でも、正社員の講師にも、アルバイトの講師にも、それぞれ良いところがあるので、どちらが必ずいいとはいえません。
意外とアルバイトの講師の方が良かった。
そんなこともあるんです。
それぞれの塾講師のいいところ
正社員の講師と、アルバイトの講師、それぞれのいいところを書いていきますと。
おおざっぱにいうと、こんな感じになります。
正社員の場合
- 生徒の成績を上げた、あるいは生徒を合格させたノウハウを持っている
- 均一な知識
- 説明がわかりやすいことが多い
正社員の講師の場合、新入社員ではない限り、何かしらの成功体験をしています。
生徒の成績を上げただとか、志望校に合格させただといったものを。
仮に新入社員でも、先輩達のノウハウを研修で学んだり、勉強したりしています。
なので、そういったノウハウの蓄積を持っていることが多いです。
アルバイトの塾講師の場合、自分が得意だったところ苦手だったところで、理解にばらつきがあります。
でも、正社員の場合、何度も教えていたり、研修があったりすることで、満遍なく理解できるようになっています。
なので、おのずと授業で教えるときに必要な知識も均一に習得することになるんです。
説明のわかりやすさは、理解の深さと、説明した経験の数に影響を受けます。
話すのが苦手な人でも、理解しているところはわかりやすい説明をしますし、また場数を踏んでくると慣れからわかりやすい説明をするようになってきます。
なので、理解度と場数に優れた正社員の塾講師の説明はわかりやすいことが多いです。
アルバイトの場合
- 自分が合格した経験で得た体験を伝えることが出来る
- 年齢が近くギャップが少ないので、話などを聞いてあげられる
- 受験生にとって想像し難い合格後を、自分の体験を持って説明できる
アルバイトの講師の場合、大半は大学生ですので、自分の成績を上げた、あるいは合格したという経験を最近しています。
なので、そのときにしたことなどの体験を臨場感を持って、生徒に伝えることができるんです。
これは受験のノウハウの体験記やレビューみたいなものなので、生徒にとって非常にわかりやすいです。
大学生の講師の場合、やはり生徒と年代も近いですし、好きなものがかぶったりもします。
そうすると、仲がぐっとよくなるので、親や教師には相談できない悩みなどを聞いてあげることができるんです。
悩みは勉強の妨げになることも多く、勉強効率をあげるのに、大いに役立ってくれます。
アルバイトの講師は、最低限のノウハウは教えられますが、それでも研修なども少なかったりするので、説明が自己流だったりします。
でも、その自己流が、ものすごくわかりやすいということが往々にあるんです。
ゲームや芸能人にを使って歴史を説明したり、女子高生語で漢文を説明してるのを聞いたときは、かなり驚きましたが、ものすごくわかりやすくてさらに驚かされました。
それは、自分が勉強していて、悩んで解決したときに思いついた説明なので、独特ではありますが、ときに物凄い説得力を生むんです。
オススメは両者の組合せ
このように、正社員・アルバイトそれぞれにいいところがあるんです。
なので、正社員の塾講師の方が、アルバイトよりいいとは一概にはいえないんです。
生徒によって、あう場合とあわない場合もありますし、あう方を利用してあげるのというのがいいでしょう。
ただ、一番オススメなのは、正社員の塾講師とアルバイトの塾講師を組み合わせて利用することだと思っています。
両方のメリットを享受できたら、それにこしたことはないですから。
組み合わせるとなると、どうしたらいいかわからないと思うかもしれません。
でも、そんなに難しく考える必要はありません。
塾の掛け持ちで組み合わせるという方法もありますけど。
チューター制度を取り入れている塾を利用すると、そのままで組み合わせに近い状態にもっていけるようになっていますから。
まず、授業は正社員の講師による、その塾のノウハウを用いた授業を受けます。
説明にもなれたもので、わかりやすい説明を受けられるでしょう。
でも、いまいちピンとこなかった場合には、チューターさんに説明を受けることになります。
チューターさんは大学生のアルバイトが多く、自分がどうやって理解したかなんかを説明しながら解説してくれるでしょう。
さらに、仲良くなれば、悩みの相談なんかもできます。
こんな風に、組合せをした場合に近い状況にできるんです。
なので、組合せはそんなに難しいものではないので、オススメです。
終わりに
塾を選ぶとき、アルバイトより正社員の塾講師の方がいいとは一概にはいえないこと。
両者にはそれぞれいいところがあるので、むしろ組み合わせて利用するのがオススメだということを書いてきました。
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