夏期講習の時期が近づいてきましたね。
この時期には、新しく塾に入塾される方も、今いる塾のままの方も、夏期講習について悩んでいると思います。
1ヶ月以上も休みのある夏休みは、成績を伸ばすのに最適な時期。
この時期をどうすごすかは、今後に大きく影響してきますから。
理想を言えば、全科目満遍なく夏期講習を受けさせて、得意分野を伸ばし。
かつ、苦手分野を克服して、総合的に成績をあげたい!
そう思っている方も多いと思います。
しかし!これは要注意!
そういうことを目指して失敗するどころか、逆に夏に成績を落とす生徒だっているんです。
ですので、夏期講習を選ぶのは大変ですが、しっかり計画的にしておく必要があります。
そこで、私が生徒や親御さんに相談された時に、いつも言っていたことを、タイプ別に紹介していきますね。
是非参考にしてください。
なぜ満遍なく夏期講習をとるのがマズイのか
でも、その前に、満遍なく夏期講習をとって、全部の成績を上げようとして失敗したり。
結局、夏前よりも成績を落としてしまうということを、不思議に思いませんでしたか?
単に気合が足りないだけと思いがちですけど。
そんな単純な話でもないんですよ。
というのも、人間の脳は複数のことを同時に考えていくと疲弊していくんです。
一見、いろんなことを毎日少しずつしていった方が効率的に見えますけど。
「あれもやらないと、これもやらないと」という状況が続いていくと、たいしたことをしていなくても疲れていき、効率が落ちちゃうんですよ。
それは気合いがどうとか関係なく。
そんな状態では、大人でも集中力がかけていくのに。
まだまだ未成熟な小学生~高校生の子どもでは、ますます集中力がかけていくことに。
結果として、全体の成績アップなんて達成できないということになりかねません。
さらに、勉強が心底嫌になって、目が外に向いてしまい。
勉強を放り出して、遊んでしまうなんてことにも発展しかねないんです。
ですので、私は夏期講習を満遍なくバランスよく受けることを、あまりオススメせず。
1つ、多くても2つにめいっぱい集中できるようにすることをオススメしてきました。
さすがに、それ以外の科目も、完全に何もせず忘れてしまっては大問題なので。
最低限の範囲での勉強は指示しますけど、本当に最低限にして。
理想像とはかなり外れた姿ですけど、でも結果として、これが一番成績を上げる生徒が多かったですよね。
タイプ①:勉強が嫌いな生徒
では、ここからはどのような計画を立てるべきかについて、生徒や親御さんに対してしていたアドバイスを、タイプ別に書いていきますね。
まず、勉強が嫌いな生徒に対しては、得意分野の授業を重点的にしようと言っていました。
後で説明しますが、成績を伸ばす上で、実は苦手分野って非常においしいところなんです。
でも、勉強が嫌いなら、まずは絶対に得意分野の勉強をさせるべきです。
というのも、勉強が嫌いな生徒には、勉強への苦手意識がありますし。
得意な生徒に比べて、成績を伸ばした成功体験が圧倒的に少ないんです。
そのため、勉強をすること自体もう嫌で、常にモチベーションが低い状態になっています。
この状態で勉強しても、勉強効率は非常に低く、効果的な勉強はのぞめません。
ですので、勉強嫌いの生徒には、勉強へのモチベーションを上げてもらうことが、短期間での成績アップにも、今後の勉強のためにも非常に有効なんです。
そして、勉強のモチベーションを上げるためなのに、特に嫌いであろう苦手分野の勉強をさせるのは得策ではありません。
ますます勉強嫌いになるだけです。
それよりも、得意分野の勉強をさせるべきです。
他の科目よりも多少自信がある分、苦手意識が比較的低いですし。
また、成績が上がるという成功体験を体感させやすいですから。
そのため、勉強が嫌いな生徒の場合には、夏期講習では得意分野を集中的にするべきといっています。
タイプ②:勉強が嫌いでない生徒
反対に、勉強が嫌いでないなら苦手分野を集中的に勉強すべきと言っていました。
成績は、高い点数をとればとるほど、それ以上に向上させることは難しくなっていきます。
ある程度の成績をとっている場合で、点数を落としたところは、ケアレスミスを除けば、難解なところばかりになってきます。
そうすると、正解に導くためには、深く勉強していかなければなりません。
一方、苦手分野の場合、まだまだ易しい問題も残しています。
これを正解に導くのは、それほど困難なことではありません。
基本事項のおさらいをするだけで、成績が一気に伸びてきたりする、おいしさがあるんです。
しかも、基本事項の確認は、意外と難解な問題を解くヒントになっていたりします。
そうすると、苦手科目の勉強を集中的にしていると、思わぬ成績アップにつながることも十分ありえます。
そのため、勉強が嫌いではない生徒には、苦手分野の勉強を集中的に勉強すべきといっています。
タイプ③:満遍なく良い成績あるいは悪い成績の生徒
ただ、満遍なく良い成績の生徒も、悪い生徒もいると思います。
このような場合には、満遍なく悪い生徒には理科・社会。
満遍なく良い生徒には数学(算数)・英語の勉強を勧めてきました。
というのも、理科・社会の勉強は、意外と時間をかけなくても成績の上がる即効性があるんです。
一方、数学(算数)・英語の勉強は、非常に積み重ねが大事で、時間をかけないと成績は上がってきません。
ですから、満遍なく成績が悪い生徒には、労力が少なくてもすむ社会・理科のどれかを得意になってもらい、成績アップの足掛かりになってもらいたいんです。
一方、満遍なく成績が良い生徒は、今後難しくなって、多くの生徒が振り落とされている数学(算数)・英語の実力アップを目指してほしいんです。
そうすると、受験においても、強い味方になってくれるでしょうから。
終わりに
以上、夏期講習をどうすべきかをタイプ別に説明してきました。
それぞれすべき勉強が違ってきますが、自分に合ったものを集中的にすると、夏期講習は本当に役に立ってくれますよ。
ですので、夏期講習は満遍なく勉強するよりも、集中的にすべき勉強ができるところで勉強するのがいいですね。
以上、夏期講習のオススメのとり方!勉強嫌いは得意科目を、そうでないなら苦手科目を中心に、でした。
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苦手分野の中の、さらに苦手部分を集中して聞くことができますし。
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さらに、集中したい科目以外の科目を、忘れないように勉強するのにも、効率よく使えますしね。
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